2007.09.08 (Sat)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070908-00000016-mailo-hok
◇「死ぬとは思わなかった…」
函館市の私立高3年、佐藤智也さん(18)は2時間半にわたって集団暴行を受け、瀕死(ひんし)の状態で人けのない公園に置き去りにされた。傷害致死容疑で逮捕・送検されたのは15〜18歳の少年7人。この中には、佐藤さんを中学時代からいじめていた元同級生がいた一方で、面識のない少年も3人いた。事件のきっかけは、いじめに端を発したゲーム感覚の暴行とみられているが、死に至らしめるほどエスカレートした理由は不明だ。生命を顧みない残酷な事件はなぜ起きたのか。【佐野優】
■「やれ、やれ」
8月26日午後7時すぎ、佐藤さんの自宅近くの富岡中央公園。
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少年4〜5人が佐藤さんに、サッカーのゴールキーパー役をやらせた。「やめてくれ」。助けを求める声を無視し、次々にボールをけりつけた。少年は7人に増え「タイマン」(1対1のけんか)と称する暴行も行われた。
同公園は住宅街にあるため、7人は佐藤さんを連れて約2キロ離れた昭和公園に自転車で移動した。同8時半から10時にかけ、金属バットや素手で一方的に殴った。跳びげりして池に落としたり、頭をけりつけた。「やれ、やれ」。暴行をあおる声が飛び交った。佐藤さんがあおむけに倒れた。落ちていた菓子の空袋に池の水を入れて体にかけたが、意識を取り戻さない。7人は怖くなりそのまま立ち去った。翌27日午後、佐藤さんは収容先の病院で死亡した。
現場には、少女も含め他に8人が居合わせたが、誰もやめさようとせず、救急車も呼ばなかった...
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